ピアノで元気になったA君|成城中井裕子ピアノ&エレクトーン教室

こんにちは、夜中の地震は怖かったですね。

私は地震よりも携帯のアラームに驚きました。

 

学校や社会生活には、色々な人がいますね。

私の教室にも、いろいろな方が訪ねていらっしゃいます。

 

私の教室でピアノを始める方が多いですが、

他の教室から移ってこられる方もいます。

それは、お引越し・受験で中断・先生との相性。

理由は、いろいろです。

 

今回はピアノで傷つき、ピアノで元気になったA君のことを書きたいと思います。

 

体験レッスンを受けるのはA君、小学2年の男の子です。

初めに、お母様からの体験レッスンの申し込みがありました。

次に、A君の今の状況として、A君のことを詳しく送って下さいました。

お母さまは、恐縮されていましたが、教える側にとっては助かります。

 

状況は、このようなものでした。

A君がピアノを始めた教室の先生は、やさしい方でした。

でも週を重ねることに、だんだんきびしいことを言うようになりました。

そのうちに、1週間の宿題をこなしても、ガンバリをほめてもらえなくなりました。

 

A君は、毎日の練習を強いられるのに結果を認めてもらえず、苦しくなりました。

そして、ピアノを続ける事ができず、お稽古を休むまでになりました。

 

この時お母さまは、「このままでは、この子はピアノを弾かなくなってしまう。」

と思ったそうです。

また、教室を移る事を考えました。

その結果、私の教室のホームページに辿り着いたとのことです。

 

私のホームページ・動画をみて、「この先生なら、息子の機微をわかってもらえると思い、体験レッスン申し込みました。」とも書いてありました。

 

私は、A君の為にできることをいっぱい詰めて、体験レッスンに臨みました。

 

体験レッスン当日、お母さまという来たA君はよく見かける小学2年生でした。

でも元気がありません。

声が出てきません。

大丈夫かなぁと思い、体験レッスンを進め・終えると、

お母さまが「楽しいレッスンをありがとうございます。

こんなに楽しいレッスン私も受けたっかです。

ねえ、楽しいかったわね!」とA君に言うと、

A君はこくんとうなずきました。

 

後で聞いたら、A君はとてもとても緊張していたそうです。

その後、即入会。

 

最初の3か月、A君はご挨拶で声は出しますが、

後はうなずくだけです。

そんなA君には、練習をしてきたら、トトロハンコを押してあげました。

合格点に達したら、シールをあげました。

上手に弾けたら、ハイタッチ!

声掛けを続けました。

 

そうすると、少しずつ、少しずつ声を出すようになりました。

 

私は、ソルフェージュというテキストを使ってピアノの基礎力をつけていきます。

(ソルフェージュとは、初めて見る楽譜を歌うことです。)

次の3か月、A君がソルフェージュに慣れたころ、表情が柔らかくなりました。

 

そして、9か月たった時に発表会の提案をしました。

以前から発表会は、嫌がっていたそうです。

後からお母さまに聞きました。

でも、家族で相談し・記念として出演すことに決めたそうです。

 

あのA君が、声を出さなっかたA君が、人前で演奏することを決心するなて、

驚きました。

すごいです!

素晴らしいです!!

 

A君は変わりました。

声はちゃんと出ます。

明るくなりました。

笑ってくれます。

何よりも、自分の意見を言ってくれた時が、

一番うれしかったです。

A君は、ピアノので傷つきましたが、

ピアノで元気になりました!

発表会の写真|成城中井裕子ピアノ&エレクトーン教室
発表会の写真